朝活ドクター.com

麻酔科医師の研究日誌

「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン

 

『時間はあるのに時間管理できていない』

 

すみません。独り言です。

 

朝活本を久しぶりに読了したので、そのメモ代わりにブログへ記載しようと思う。

 

外出自粛要請が続くなか、確実に、有効的に時間を費やせというのなら、それは読書をオススメします。

勉強です。

 

ビジネス本でも教養書でもノンフィクションでも小説でも、言ってしまえば漫画でも雑誌でも。

読書は著者との対話。わずか1500円前後で、著者が時間と体力と思考の続く限り精魂込めて書き上げた熱烈な思いを瞬時に受け取ることができます。

 

また、その内容は、編集作業という専門家のチェックが入るため、信頼性にも高い内容となっている、そんな価値が書籍には込められています。

 

私は、現在は年間100冊を目標に書籍を手にしています。

ビジネス系は、現在は新刊を中心に読むようにしています。読了500冊を超えたあたりからなんとなく内容の傾向が掴めてきたため、冊数のペースを落としてきました。

コロナショックを機に読書ペースをあげ、次はジャンルを幅広く読んでいこうと考えています。

 

今回の池田千恵さんの新刊は、書籍とSNSを通じて以前からお世話になっていたことた継続して読んでいたシリーズであること、また「新しいから」という理由で手に取りました。Amazon経由で購入したのですが、流通が滞っていたというのもこのご時世からでしょう。

 

内容の詳細はここでは述べませんが、一言で言えば、

なるべく午前中のうちに(できれば早朝で)1時間を確保し、1日のやることを明確にして、とくに重要な案件は細かにリスト化してからその日を開始しよう

という内容でした。

何が何でも朝早く・・・

というこれまでの感じではなく、これは著者自身が生活のスタイルに合わせて変わっていったリズムに影響しているものと思います。

 

1時間を本日のスケジューリングに30分、のこりの30分は最もやるべき(やりたい)プロジェクトリストを抽出し、その細分化に使いましょうというもの。

 

やるべきプロジェクトは、

(緊急なもの)✕(重要なもの)

(緊急でないもの)✕(重要なもの) ⇒⇒⇒ 種まき!最も重要

(緊急なもの)✕(重要でないもの)

(緊急でないもの)✕(重要でないもの)

の2✕2マトリックス化し、

もっとも重要である(緊急でないもの)✕(重要なもの)に注力して、『種まき』を意識します。

この種まきプロジェクトを細かく細かくリスト化し、

毎日の朝時間を使って書き出していく方法を『種まきの分解』と称していました。

 

あと、朝イチで活動するためには睡眠も大事。

これまでの朝活本からの、総論的な1冊でした。

 

さて、毎日の臨床業務で忙しい研修医や若手医師、看護師などを含めた医療従事者がこの1冊を活かそうと考えた場合、まずは体調管理だと思います。

1日の行動パターンを詳細にメモして、何に時間を取られているかをまず把握します。

(おそらくスマホタイムは現代の時間食いぶちの代表的なものでしょう・・・。)

その次に、早く就寝するということを意識しましょう。睡眠時間の確保です。

というよりは朝時間の有効化です。

また、前述の2✕2マトリックスは、日々の業務をこなすうえで最も重要な概念です。自分にとってやりたいこと(やっておきたいこと)の把握を、まず始めましょう。

これは、仕事でも、趣味でも、セカンドライフでも、副業でも、何でも構いません(このあたりまで本書には言及しています)。

そしてやっておきたいプロジェクトを細かくリスト化し手を動かし書くことで、脳を刺激し1日のリズムの組み立てに貢献するというものです。

この朝時間の使い方と習慣化は非常に共感できるものでした。

 

よく、

「やりたいことが見つからないのです」

と仰る方がいます。やりたいことは過去の経験からしか浮かび上がりませんので、それはまだ熟考不足(もしくは体験不足)。これは本記事の趣旨とはそれますので、また違う機会に。。

ヒントをいえば、幼少期からをふくめ過去にやってみて楽しかったことに繋がりがあります。

 

時間管理術のファーストステップには良い1冊です。

『時間はあるのに時間管理できていない』

時間の使い方を見つめ直したいというなら、まずこれから、是非どうぞ。

 

「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン

「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン

  • 作者:池田 千恵
  • 発売日: 2020/04/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)