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麻酔科医師の研究日誌

クラウド時代のタスク管理の技術/佐々木正悟/東洋経済


スマートフォンとパソコンの同期の技術とクラウド上のオンラインストレージによるデータ管理のシステムにより、データの保存と取り出しが非常に容易で便利となってきました。


仕事術に関する著書で、タスク管理におけるクラウド技術の利用法が著者の細かい日常生活樹とともに紹介されています。


「次に何をやるか」はスマホとPCがすべて教えてくれる!

仕事というのは、期限を設けられたプロジェクトのかたまりとそのプロジェクトを達成するためのタスクの集まりです。
タスクには共同作業が必要だったりツールが必要だったり時間をかけることが必要だったりするわけで、こなしていくにはタスク管理をしっかり熟考することがまず第一です。

熟考⇒実行という過程をよく理解した上でタスクを進めることにより、初めてプロジェクトは完了できます。



例えば一番わかり易い所で言えば、論文作成を行うときとします。

何かテーマを見出すものの、いきなりパソコンの前に向かったり、ベッドサイドで患者さんのバイタルサインを見たりしても何も生まれません、

またテーマの似通った過去の論文を突然収集しても、収集して通読することに精を出しても、何も先には進みません。

プロジェクトのゴールを定めてそこに向かうために何が必要かをしっかり定めてタスクを熟考し(チェックリストなどを利用します)、そののち一つずつ小分けにしたタスクを実行していきます。

そこに、クラウドの技術を利用していきます。


なるべく頭を使わずに行います。

テーマを見つけた時、パソコンを引っ張りでして論文作成プロジェクトなるファイルに日時を入力するだけで、あとはやるべきことが自動化され手元のスマートフォンから流れてくる、そのような仕組みづくりが理想です。
それがクラウド技術には可能です。

佐々木正悟氏は日常生活にまでこの技術を落とし込んでいます。少しストイックな感じもしますが、本人にとってみればむしろストレスフリーのようです。

タスクに関することは頭の中で何もやらない


仕事(プロジェクト、タスク)を多く抱えてしまいがちな私たち医療人にクラウド技術は必須でしょう。

おすすめの1冊です。




クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう!

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