マックで朝活です。
今日は3連休の最終日です。
休日は基本的に家族優先です。
こうも仕事と家庭の振り子往復をしているとどちらも休まる暇がありませんが、
片方が片方の骨休めになっており、その合間に一人時間を確保して時々
リラックスするしかない原則を自分に言い聞かせています。
時間を大切に思う今日この頃です。
休み中に読んだ二冊の本から最近研究中の『アウトプット』、
について考えました。
●アウトプット勉強法
私たちの仕事、ビジネス、行為はすべてインプット⇒熟考⇒アウトプットというサイクルで流れていきます。
仕事に関する勉強、生活に関する勉強、趣味に関する勉強、と様々ではありますが、アウトプットすなわち、
表現できて初めてその対価が得られるといいます。
例えば趣味で何かスポーツをするとします。
当然、大会なり、最高タイムなり、何か目標を決めて実行しないとただ漠然と続けようと思っても難しいです。
仕事に関する勉強をしようとしても、それが何か資格試験を目指すものであったり、
講演のため、後輩指導のため、など、何か目標がなければ続くものではありません。
普通はそういうモチベーションが生まれ始めるものだと思います。
読書好きが陥りやすいただ読書しただけという状態。
コレも非常にもったいないです。
一つビジネス書を読んだら、そこの記された事を一つでもやってみようと思わなければ、
単なる流し読みで終わることになります。
なかなか実行までたどり着くのは難しいですが、それをやって(アウトプット)結果を残し、
そのノウハウをまた仲間に教える(アウトプット)ことができれば何倍もの価値になります。
私は本を読んで考え普段の仕事で実行しながら、再びこのブログに表現するためにまた読みなおしています。
仕事に限って言うならば、
『誰かのためになる』こと自体がアウトプットのそのものであるといえるのでしょう。
●速書術
「文章力=論理的思考術」です。文章が早く書けるということは早く論理的な思考ができるということです。
頭の回転が早いということです。これを『速書術』と経営コンサルタントの午堂登紀雄氏は名付けました。
文章力は最も重要なアウトプットの一つです。
人に話す、伝える、見せる、理解させる、最終的なもの書くという行為です。
コレを鍛えるためにはより多くのアウトプットと考える力が必要なのです。
アウトプットの最終型である『書く』という技術を鍛えるとそれが最高成果につながります。
効率的にアウトプットを行うために有能なビジネスマンは書くトレーニングを課します。
何よりもスピードが肝心です。そして速書を達成するためにも、
仕組み化やツールの準備は欠かせません。
ビジネスにかかわらず、私たちが普段いる医療現場においても速書の技術は多大なる成果を生みます。
妙に頭の回転の良い医者、気が付いたら業務を終わらせている医者が回りに沢山います。
彼、彼女らは自然と速書術を身につけていた人たちなのです。
●現場でどう活かすか
アウトプットに時間をかけ過ぎていては評価はされません。
速く書くことでプロジェクトは一つ完了します。
『誰かのためになる』ことがアウトプットであるならば、
臨床仕事でのアウトプットはカルテを仕上げる、薬を投与する、ムンテラをする、患者を治す、笑顔を見る、
等があげられるでしょう。
私は麻酔科医ですが、手術室での麻酔科の仕事は非常に急回転のアウトプットが求められます。
その反面、カルテ記録や患者と話すことなどの、直接患者と接する点ではアウトプットを意識する場面が限られてしまいます。
集中治療をやっていると非常に濃いアウトプットの場面に出くわします。
たくさんのインプットと深い熟考がなければ診療が持ちません。
家族との濃厚な(シビアな)ムンテラは、毎日の重大仕事です。
その中で速く考え言葉にし(文章化し)、うまく伝えるためのトレーニングを行なっているのです。
日常診療のサイクルの中で得られるものは大きく、任務を完了した後の喜びは多大です。
私が麻酔をしながら集中治療を根差す理由はここにあるのかもしれません。
臨床以外にも現場で得た知識を学会発表したり講演したり、はたまたブログに書いたりなど、
アウトプットの場は様々です。
これもすべて「誰かインプットを求めている人のために」で考えれば、
とても理解しやすいのではないでしょうか。
最近、ブログネタもディープなものが多くなって来ました。
時に熱く、時にフランクに考えていますので、
興味が得られましたらまたお立ち寄り下さい。
皆のアクセスにさせながら、このアウトプットも続けていきたいと思います。
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