朝活ドクター.com

麻酔科医師の研究日誌

麻酔・集中治療

1st big Data Machine Learning in Healthcare in Japan の紹介

本日は、真面目にセミナーを1つご紹介します。 集中治療に関わる全ての職種の皆様、ご覧ください。 日本集中治療医学会の後援で、 1st big Data Machine Learning in Healthcare in Japan http://datathon-japan.jp/2018tokyo/index.html という、あらたな…

麻酔科当直・・・の過ごし方。学会準備、読書など、『4行日記』にして振り返る。

麻酔科当直。 病院によっては、居残りの麻酔や、緊急手術対応のため半待機当直であったり、また、ICUを専従して夜勤扱いであったりと、システムはそれぞれであると思います。 この当直時間は、これもまたオンオフがはっきりとしており、ときに(あまりないで…

ICUでの気管チューブの固定の方法

あまり現場の取り組みを紹介することがなかったですが・・・。本日、ICUで看護師さんに聞いて気管チューブの固定の方法を確認(勉強?)させていただきましたので、紹介したいと思います。 まずはテープを3枚使用します。 比較的、柔らかいタイプの布テープ…

集中治療室での医師の教育方針

写真は、ICUスタッフ(医員)が研修医を指導して(教えて)いるところです。患者さんの指示票書きを行っています。その様子をほほえましく感じ、さらにやや上級医の私が写真に収めてここに紹介しています。上級医が一つ手前の後輩を指導し、さらにその後輩が…

『出張麻酔とは・・・。出張?麻酔?ノマド?』

本日の勤務は、外部連携病院での手術麻酔(私は麻酔科医)でした。 いわゆる出張麻酔。派遣麻酔とも言います。 臨床業務をやっていく上で、大学病院のように患者も物も人も、時に予算(お金)も集まるところでは、システムさえうまく回せていれば人員調整に…

ARDS診断基準が変わります

ARDS診断基準が変わります。今秋の2011ESICMからの速報です。 Berlin definition of ARDSとして発表されました。近々、JAMA掲載予定。 新しい診断基準です。クラス P/F 胸部Xp Mild 201-300 PEEP/CPAP>5 bil opacity Modelate 5 bil opacity Severe 10 少な…

ヘルメット型マスク下NPPVの威力をご紹介

ヘルメット型マスクの依頼原稿を執筆しています。 われわれの仕事の中には、臨床経験や研究成果について執筆するという、『物書き』としての仕事もあります。研究者となれば、当然のことですが・・・。 今回はヘルメット型マスクICUではヘルメット型マスクと…

夏休みからの復帰とICU当直

久しぶりの当直です。しばらく夏休みをいただいており、リフレッシュしていました。休み中は完全OFFで、頭の中は医療から離れることができます。実際は現場が気になるものですが、私達の施設ではしっかりとした体制が整っており、このような環境であれば信頼…

当直

本日は当直です。ただいまより、0:00の採血を行うところです。患者さんは比較的落ち着いていますので採血が終われば、少し今年度の目標でも整理しようかな。最新号の日本集中治療医学会雑誌でも眺めながら、新しい文献に目を通しましょう。書字を残して自分…

『身体抑制ならびに行動制限』

ICUでは患者入室時(大概が気管挿管され鎮静されている)に、主治医から、そして我々ICUスタッフから、ご家族へまず説明を行う。ICUスタッフもムンテラに関わること、これはクローズドICUを成り立たせるための基本中の基本と我々は考える。むしろメインで説…

集中治療室は満床状態。患者家族へのムンテラが重要であると、最近ひしひし感じます。

集中治療室は満床状態が続きます。 緊急で患者が入室して、どんなに重症で治療が難渋したとして、やはり家族へのムンテラが重要であると最近ひしひしと感じています。このことは先輩の医師から2〜3年前より常に言われていました。救急外来経由の患者の家族は…