
たった一度の人生を記録しなさい 自分を整理・再発見するライフログ入門
- 作者: 五藤隆介
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/09/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ライフログ。これがこの本のテーマです。
まだあまり一般的な言葉ではないかもしれませんが、最近は耳にする機会がだいぶ増えてきました。
では、ライフログとは一体何でしょうか。
ライフログという言葉や考え方が一般に広がり始めたのはごくごく最近で、まだはっきりとは定義されていません。
文字どおり生活や人生(ライフ)の記録(ログ)ですが、簡単に言えば、自分に関する記録はすべてライフログと言えるでしょう。
ライフログという言葉を聞く様になりました。
確かに今は何のために記録を残すのだろうと思います。
私も日々の生活を記録に残すよう心がけています。
まずは、日々の仕事の記録。例えば、診察後のカルテとはライフではありませんが重要な記録です。私たちは普段から記録の重要性を身をもって経験しているはずです。
それに加え、自分の担当した麻酔症例は数年前よりすべて記録に残すようにしています。
特に振り返ることで何か新たな発見や掘り起こしがあったわけではありませんが、少なくともデータを入力するときには一度は反省する機会になります。
ライフログはこれら日々の記録を、毎日の生活レベルまでに落としこんで記録していこうというものです。
私はライフログとは「人生を再体験するためのトリガー(引き金)」だと思っています。
自分が生きてきた、自分だけの人生。これは何ものにも変えられない、かけがえのないものです。
よりよいアウトプットを行うスタートラインが、ライフログを始めることなのです。
facebook、ブログ、これらも当然ライフログの手段の一つです。
最近は自分が入った場所も細かに残すようにしています。foursquareといって、自分が立ち寄った施設を自動でマッピングしていくアプリがあり、これを用いています。
情報化社会も極限を超え、これからは自分の足元をしっかりとした情報として自分で把握していく必要性が出てきたのではないでしょうか。
自分にしか体験できないことを、自分が失ってしまったら、もはや取り戻すすべはないのです。積み上がらない体験では、成長へつなげることはできないでしょう。
大事な自分だけの人生をもう一度体験するきっかけになるもの。他でもない自分が手に入れた大切な気づきを残し、成長へのエンジンとするもの。それがライフログです。
正直ライフログを残すことは大変です。
しかし現代は様々な自動化やしくみを生かしたライフログの方法が、主に電子媒体を用いて開発されています。
これらをうまく利用することで、恐ろしいくらい簡単に自分の人生に役立てることができます。本著を読んで、そのとりかかりの原動力を得ることが出来ました。
是非、ライフログを初めてはいかがでしょうか。