朝活ドクター.com

麻酔科医師の研究日誌

麻酔科医の休息パターン。心休めるライフハック。

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束の間の休息、空を見上げました。

暖かな缶コーヒーを持って散歩です。


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パワースポット、(と勝手に思い込んでいる)神社に訪れました。


われわれの勤務体系では、外勤といって地域の提携先の病院にテンポラリーに診療のお手伝いをする業務があります。

とくに地方となると、数少ないスタッフの運営となりますので、さまざまな方法で医師確保を行います。この、外勤も、大事な診療提携の1つなのです。


今日はたまたま早く終わったため(といっても5時は過ぎましたが)、すぅーっと外の空気を吸い、外勤先の病院近くの神社を徒歩で訪れました。


日頃から雑多な大病院で仕事をしてますと、このような人気のない森の中では心緩めることができます。


束の間の休息です。

時間にしてわずか15分足らずですが、非常にゆっくりとできた気がしました。

夕方の外の空気はもう冬模様です。

そして、このように季節を感じたことを思わず伝えたくなってしまいました。


なにかひとつでも、心休まる休息パターンを持っておくことは大切なことですね。

しかも、15分程度でできること。


皆さんの休息パターンには、どんなものがありますか??




「あなたが輝く働き方 〜ワークライフバランス〜」

ワークライフバランスについての講演会に参加しました。

ので、備忘録として記しておきます。

言葉だけが一人歩きし、「なんだ仕事が嫌になったのか・・・」という印象を受けかねないこの言葉ですが、実は日本社会のいきのこりをかける大きな問題であると気づきました。

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ワークライフバランスとは

日本で議論になるワークライフバランスは、女性の出産・育児と仕事のキャリアという論点から始まりました。しかしこれは、ワークファミリー(仕事と家庭)バランスといって対象が育児・介護者に限定されるものです。本当の意味でのワークライフバランスの対象者は上記を含めた全従業員です。

家庭の都合のための休暇を取得し時短勤務を行うワークファミリーバランスを推し進めると、対象者は肩身が狭くなり仕事のやる気をなくしてしまい、仕事復帰の際もモチベーションがあがりません。また、ワークファミリーバランスの恩恵を受けれない同僚スタッフも、「なぜ自分だけ働き続けなければならないのだろう」と、仕事の意欲が落ちることがわかっています。

つまりワークライフバランスの推進は、何もない人(全従業員)にもしっかりとしたライフとのバランスをとってもらい、例えば残業を減らす努力をすることなどで、自分の時間を有意義に過ごしてもらい、個人の仕事以外のコミュニティへの参加などで学びの力が増えるようなライフの質向上を行うことで、全人的に国民が成長するような働く意識の改革なのです。

 

人口ボーナス期と人口オーナス期

日本の抱える問題は、世界の各国も経験してきた人口比率の変化の問題に一致します。私自身は初耳で目にウロコでしたが、人口ボーナス期と人口オーナス期という概念です。ハーバード大学のデービットブルーム教授が1998年に提唱しました。人口ボーナス期とは若者が多く老年が少ない、何もなくても人口構造が経済にプラスになる時期です。日本の高度経済成長期がここにあたります。この時期の働き方は、重工業の比率が高いため重労働に適した男性がなるべく働く、早く安く大量が求められるため可能な限り長時間働く、市場ニーズに合った均一価値を提供するためになるべく同じ条件の人を揃える、といった条件がマッチしこれまでの戦後の日本が戦力的に大きく成功してきました。

人口オーナス期とは人口構造が経済の重荷になる時期で、日本では2000年ごろから突入したと言われます。この時期の働き方には、労働力が限られてくるためになるべく男女ともに働く、時間あたりの生産性を上げるようなるべく短時間で働く、均一な価値に飽きてきた市場に対し常に違う価値でなるべく違う条件の人を揃える、といった条件で求められるようになります。準備し提供する手法そのものが変わってきているのです。企業側と社員側の立場が逆転するようなこの人口構造の転換と人口オーナス期への移行は、小室先生のお話では、経済社会での実感で、2014年頃ではないかとのことでした。この頃に、アベノミクス、牛丼チェーン店のスト問題、オリンピック受注で人がいない、と、企業とスタッフの立場の逆転による出来事が社会問題化しました。

 

働き方の改革

すでに女性活躍推進法などで、制度としての働き方の見える化は始まっています。

この中で業界的に働き方の改革が弱そうだと感じるのは、我々の学校教育と医療現場ではないかと思いました。大学病院というさらに特殊な環境ですが、はっきりいって閉鎖的で特殊なこの状況にそのまま当てはめることがいいことなのかどうかわかりませんが、これまでの手法で残り続くけることが難しくなっていることは感じています。今の日本の経済資本の貯金は間違いなく人口ボーナス期における戦後数十年の働き方の賜物であり、世界に類を見ない経済成長を遂げた結果となりました。この時期の働き方を否定することなく、人口構造・経済背景の変わり目を判断した新しい世代へのワークライフバランスを基とした労働環境を考えていかなければならないと考えました。

今の20代〜30代やそれよりも若い世代はこれまでの働き方では生き抜くことができません。我々(私はその上の世代・・・)はこのままの働き方で生涯を逃げ切るかもしれません。それは人口統計と過去の世界各国のデータが示しています。

「大学を出ても働きたくない」

「出産したら仕事を辞めます」

親世代の働き方に傷ついていた大学生・新卒者のコメントが印象的でした。

 

医療現場で成り立つのか

さて、今、私たちにできることは何か、人口ボーナス山から人口ボーナス山への転換です。多くの企業がすでに生き残りをかけて取り組みを始めています。どのような手法が最適かという核心には今回は触れません。

我々の医療現場では、働き手である新卒医師がとても減っているわけではありません。また現場の人手不足は永遠のテーマです。永遠のテーマが解消されていないのも問題と思います。

では今後はどうか。働き方改革と合わせ、昨今の研修医制度や専門医制度など新たな改革は始まっています。それと相まって、実際のところ現場の担い手であるまず若い医師について。すんなりと各診療科へと進む医師はやはり減っているかもしれません。それは、進路の多様化で、国外で医療をする医師、医業に携わらない医師、卒後すぐに特殊な専門分野を志す医師、これまで矢面に出なかった過疎地域への早期の派遣、などでこれまでのキャリアに乗る新卒医師は明らかに減っています。

また、人口統計上、ここから数年、いやしばらくは受医療者の数は莫大化します。

少し考え方を変えていかなければならないのかと思います。そして考え方のみならず、取り組み方も変えていかなければなりません。担い手である医療スタッフが疲弊せず、医療全体そして医学全体が不利益を被らない働き方概念を。

そのためにはまず、日本の労働環境と現状を知ることかと思い、今回勉強したことを備忘録として載せることとしました。

 

これから

講演会には知っている面々も参加していました。どの分野でも、この日本(にっぽん)の社会現場では急務なのだという実感でした。

具体的に何ができるのかはわかりません。しかし自分がどう感じるのか、どれがいいのかというのを常に考えておかなければならないと思っています。

久しぶりの投稿で、ながながとした文章でしたが朝の時間を使って書きました。お読みいただきまことにありがとうございました。最後に、紹介されていた著書を2冊記して締めようと思います。

 

小室先生、どうもありがとうございました。

 

↓ LIFE SHIFT 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

↓労働時間革命

労働時間革命   残業削減で業績向上! その仕組みが分かる

労働時間革命 残業削減で業績向上! その仕組みが分かる

 

 

 

 

【恩師、人生の先輩に学ぶもの】

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本日は、高校時代の恩師と同級生との同窓会でした。

本当にありがたいお話をいただきました。


で、私が必ず人生の先輩に尋ねる質問があります。


それが、先生は39歳のとき(今の私の年齢)、どんなことをやっていましたか?


すると答えは、自分の教科である物理学を高校生にしっかり教えるために、再度勉強し始めた時期だよ、って言われました。


ズーんと心にきました。


このくらいの年は、仕事にも慣れてきて、ああ、こんなもんかと自分の仕事に対して余裕と傲慢が生まれる時期なんだと、、。


なので、そのときに優秀な生徒さんと多く触れ合って、あーこのままではまずいっと自覚したそうです。


私も一から麻酔科学を読み直すよいきっかけとなりましたよ


今日一番心に残った(^^)!


自己学習、勉強の大切さですね。





【文章を書くにもひと苦労】

【文章を書くにもひと苦労】

 

われわれの普段の業務は自然科学・理科系の要素が詰まっていると言われますが、いやはや行なっているプロジェクトをこなすためには文科系の業務も多々あります。

 

その1つが書類書き。

 

特に研究を行うためにはその計画書を他人が分かるように、伝わるように文字に起こして行かなければなりません。

 

そのブラッシュアップと打ち合わせを行いました。

 

内容はもちろん重要なのですが、そこへ辿り着くまでに、まずパッと見た目、つまり見せ方が必要なんですね。

 

昨年の書類をもとにご指導を頂きました。

 

伝えるために、

 

⑴見た目

⑵読み入りやすさ

⑶文字以外の要素を取り入れた図・表の添付

 

ここで印象付けて、ようやく内容に入るのです。

 

勉強になりますね。

 

次年度の科学研究計画に向けて動き出しています。

 

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ゴールデンウィークに文字を書くということ

久しぶりにブログを書こうと思いペンを取りました。

レイアウトの構成を再考しつつ、見やすいようにと。

そして、自分の考えを綴り残していく大事なページ帳として・・・。

 

【目次】

 

久しぶりの記事更新

各方面でいろんなお問い合わせを受けるようになりました。

「記事を見てます」

「またお会いしたいです」

「次の学会予定はいつですか」

大した情報発信はできていませんが、小さなことからそれがハブとなって大きな出会いにつながっていく、そのような経験をしています。

気がつけば、2ヶ月に1回ほどの緩やかな記事発信にとどまっています。

他にフェイスブックやインスタグラムなど、SNSを通じて交流することもあり、特に本ブログにはこだわっていないというのが実情でした。業務のこともあり、従来行ってきた読書習慣も薄れてきて、運動不足も相まって、なんとなく日々が怠惰に感じてきたこの頃でした。

思い切って、ブログ更新!

思い考えることをしっかり頭を使って文字に起こしていくという作業は、とても疲れます。が、良い吐き出しとなり新しい考えをインプットするきっかけにもなります。

頭をフレッシュにし、また新たなお問い合わせをいただけるように、今日は記事を綴っています。

 

ブログのためのメンテナンス『目次』 

ということで、自分のブログ記事を見てパッとしないなあと思っていたので、思い切ってレイアウトをいじり、今まで取り入れなかった「目次」の表記を取り入れみました。

使いやすくなり、それとなくやってる感(=達成感も)があり、書く方も見る方もモチベーションアップになればと思いました。

こういう記事を書いていて、

「そういえば他にも執筆系でやり残している消化不良の記事があったな・・・」

なんてことも思いだすわけです(反省)。

これをきっかけにして、この連休中にアイデア出しをやっておきます。

 

 ゴールデンウィークのあとは秋までロングスパート

これまでの経験上、ゴールデンウィークのあとは夏休み8月?9月?のシーズンまでまとまった休みがなく、休み間のない忙しさが持続する時期に入ります。

また秋ごろを目安に新年度で始まった取り組みを深めていく5〜6〜7月は長く力のいるシーズンですね。

気候的にも暑くなってくるため体力も必要です。

小学生の頃の、あの進級して新年度が始まったあの感覚ですよ。

個人的にも、やはり大きな業務や仕事がまっています。自分のアタマを整理して良いアウトプット(結果)を量産させるためにも、ちょこちょこと文字起こしのトレーニングをしていこうと思っています。

 

 おわりに

ゴールデンウィークとはいえ、休みの人も仕事の人も、いろいろだと思います。体調管理にだけは注意して、全ての人が自分の力を思う存分発揮できるような、そんなモチベーションが上がる情報を共有していければ良いですね。

 

 

【アウトプットについて考える】

みなさん、こんにちは。
久しぶりの記事アップです。
以前よりこのブログでは、仕事術・ライフハックとして「自分の経験や体験、考えや自己価値を情報としてアウトプットしていく」ことの重要性を述べてきました。
 
「インプット」
「熟考」
「アウトプット」
 
です。
 
私自身が学んできたことのから得た信念として、情報は発信しているところへ集まってくるということがあります。
インプット5割、アウトプット5割。いや、インプット2割、アウトプット8割りという人もいます。
いずれにせよ、自分の行ってきたことや頭の中を通過して考えたことは、全て世界の誰かのためになるものです。
また、常にアウトプットを考えて行動することで、目的意識がはっきりし、やはり誰かのために動いているのだという自信につながるのです。もしかすると自分自身のためであるかもしれません。
 
ブログやSNSでコメントをあげるということはこういうことです。気付きも多く得ます。
そして、これが今自分が取り組んでいるプロジェクトならば、なおさらアップすべきなのです。仕事を取るということにつながるかもしれません。
 
この週末は他大学で行われるセミナー勉強会に参加のため、新幹線移動です。
セミナー自体はとても貴重なインプットです。そしてこの経験をアウトプットしていかなければなりません。
 
目的に合わせてアウトプットも多様化します。
①セミナーで得たことを、明日の臨床に生かす(臨床)。
②セミナーで得たことを、セミナーを受けれなかった人たちへ伝える(教育)。
③自身の経験とセミナーでの経験をミックスさせ、新たな価値を創作する(研究)。
 
結局、動いて、経験して、価値を見出す、というのは、人類の永遠のテーマなのだと思います。
 
自己研鑽という目的を持ってこのブログも細々と続けています。
日々の臨床の経験のみで、自分のアウトプットが大変偏っているというのも感じていました。
 
ときおり考えをまとめて発信「アウトプット」することで、自己整理していこうと考えています。
(829文字)

check pad を使って、朝のモーニングリストをこなしています

20161210_モーニングリスト

25分
  • 時間を測る
  • ゴミを捨てる。ゴミ箱を空にする。
  • トイレに行く
  • 顔を洗い、うがいをする、はみがきする
  • 皆におはようを言う
  • 服を着替える
  • 体重を測る
  • 体重を記録する
  • コーヒーを淹れる
  • 机のものをどかす
  • 机の上を拭き掃除する
  • PCを立ち上げる
  • 財布からレシートを出す
  • お札の向きを揃える
  • レシートを処理する
  • 鞄の中の書類を出す
  • 書類をスキャンする
  • 手帳を開く
  • 本日のチェックリストを読み上げる
  • ストレッチする
  • モーニングリストをコピーして日付を変える
項目を追加する
 
ここ最近のマイブームで、朝イチで消化したいタスクをcheck padというto do listを使って一気に済ませています。
具体的には上のようなタスクリストになりますのでご覧ください。
ここには、さまざまな要素が散りばめられています。
昼間や夜間に行うとダラダラしてしまいそうな日々の「重要ではない」が「緊急である」タスクが多いです。雑務系です。
朝イチでおこなうため、とくに寝起きでスタートするので、ハードルの低いものから並べられます。これらを朝やってしまうことで昼に「重要」かつ「緊急」なタスクにも専念できます。
ストレスがかかり雑務系に逃げようと思っても、すべて雑務が終了してしまっているということに気づくのです。
check padはこちらです。
シンプルなので、1日目からうまく使えています。
朝の一連の作業が終わり、最後に明日あさの予約をするかたちでリストは終了します。
そしてこのモーニングリストは、自動的に設定したスマホへ送信されてくるのです。
まさに、スパイラル仕組みです。
もちろん、日々修正を加えることによって明日に備えます。
時間を図るというゲーム感覚もまた継続できるための仕組みかもしれません。
ちなみに今は朝5時から始めています。今日は25分で終了したためこうしてブログを書く時間も捻出できました。
今後の成果や継続状況についても機会をみつけて報告していきますね。