
内覧会を終えてからの1週間は、ただの準備期間ではなく、まさにクリニックを「診療所」として機能させるための総仕上げの時間でした。
開院日は 2025年11月25日。
その三連休を挟んで、11月21日(金) が私たちにとって“開院前最後の勤務日”。
この日のために、スタッフ全員で密度の濃い準備を進めてきました。

1日目の模擬診療:3名の患者設定で全体の流れを徹底確認
まず最初の山場は模擬診療・1日目。
設定の異なる架空患者を3名用意し、それぞれ1症例につき30分以上の時間をかけて、診療の最初から最後までを本番さながらに行いました。
受付 → 問診票 → 診察 → 指示箋発行 → 検査
・診断 → 神経ブロック治療 → 休憩観察 → 処方箋発行 → 次回予約 → 会計 → 診察料受け取り
すべての流れを実際に動きながら確認することで、
「物品の位置」「声掛けのタイミング」「部門間の情報共有の速さ」など、細かい改善点が次々と明らかになりました。
この日は診療終了後、スタッフ全員で反省会。スタッフ間の視点が交差し、課題の棚卸しが一気に進んだ、非常に濃い一日でした。
準備期間の3日間:テンプレート作成・帳票整備・文章修正
模擬診療1日目のあと、すぐに2日目を行わず、あえて3日間の準備期間を設けました。
この“空白の3日間”が、実は開院準備において最もクリティカルな作業時間になりました。
- ブロックごとの必要物品テンプレートの作成
- 当日の診療フロー表の整備
- 診察室・処置室・検査スペースの動線の見直し
- 指示箋の一覧表作成
- 初診・再診用問診票の修正
- ブロック治療の同意書の加筆修正
実際にやってみて初めて気づくことは多く、
「この文章は誤解を招く」「この手順は患者さんが迷う」
そんな小さな違和感をひとつずつ取り除いていく作業でした。
そして驚いたことに――
クリニックを開けているだけで、連日、電話や来院での予約相談が続きました。
まだ開院前にもかかわらず、日中の大半が問い合わせへの対応になり、
“痛みで困っている方は本当に多いのだ”
と改めて実感した期間でもありました。

2日目の模擬診療:11月21日、開院前最後の本番
そして11月21日(金)。
開院前、最後の勤務日に合わせて、模擬診療2日目を実施しました。
この日は、遠方から知人が協力のために来院してくれ、実際の患者さんを想定してお一人のみに集中して総仕上げを行いました。
受付から診察、検査、ブロック治療、休憩観察、処方箋発行、会計までの流れは、前回以上に緊張感が漂い、スタッフ全員が「これが本番」という意識で臨みました。
そして、この知人には 記念すべき“診察券第1号” を発行。
クリニックとして、初めての診察券を手渡す瞬間は、言葉にならないほど感慨深いものでした。
模擬診療が終わるころ、ようやく「このクリニックは本当に動き出すんだ」と実感できた気がします。
開院まであとわずか。“準備”から“提供”へ
内覧会を終えてからの1週間は、
診療の質を決める「見えない部分」を磨く時間でした。
物品、動線、帳票、書類、説明文、声掛け、連携――
すべてを積み重ねた先に、初めて“クリニックとしての医療”が形になります。
そしていよいよ、
2025年11月25日(火)に開院します。
痛みを抱える方の生活が少しでも楽になるように、この1週間で整えたすべての準備を、確かな医療として届けていきたいと思います。
