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麻酔科医師の研究日誌

これからの思いを強く、2022年7月。

アフターコロナで、また、その他の世界を震撼する出来事でさまざまな社会が動き出している。

この医療界にも働き方改革のさざ波が聞こえてきて、これが何を意味するかはわからないでしょうが、経済を含めた医療の縮小化につながっているのは手に取るようにわかる。経済・社会>>医療なのは当然だから。

 

私たちは、言われたことをただ続けてくるのを得意とした集団です(でした)。幼少のころからの教育にそって、どちらかというと親や先生に言われたことをしっかりこなしてきた結果、この道に進めた人が多いと思う。

ただ、これからは自分で考えて自分で将来を切り開いて自分の足でしっかりと前に進むという、当たり前のことを自分で決めて当たり前にできる人のところに、すべてのリソースは集まるようになります。

 

決して目の前で起きることを人のせいにはできません。周りに流されているうちに人生は終わってします、そう考えるようになりました。

 

麻酔科医を20年やってきて、やりたいことには、なるべくたくさん足を突っ込んで、経験させてもらって、土台作りをしたその中で本当に自分しかできないことを選択し、さらに楽しそうなことを提案して取り入れてきました。

業務では、手術麻酔、集中治療、医学教育、組織マネジメント、そして今のペインクリニック・緩和医療

臨床以外にも日々の取り組みには失敗も多くありました。ただ、これはすごいねと言われるような分野も多々ありました。最近行っている麻酔科学アカデミーという研修医勉強会は、成功しているかどうかはわかりませんが扱うコンテンツは尽きないし、ついてくる仲間はたくさんいるし、オンラインで発信することで興味を持つ人も絶えず増え、いつのまにか皆様に注目されるようになりました。

医学教育という、大学病院の医師にとっては欠かせない分野で、新たに自分たちの交流の場を作り上げていくそのような令和版寺小屋と、その斬新さやクリエイティブさが満点なのがたまらなく楽しいのです。

 

臨床では、新しく始めたペインクリニックの分野も日々充実してきています。

ペインクリニックは他の診療科とは異なった、「病気を治す科」ではなく、「病気による症状を緩和する科」なのです。全く異なった治療アプローチが必要です。

手術麻酔も悪い病気を治す治療に携わることが多いので、麻酔からペインクリニックへの移行もギャップが非常に多かったです。

いまは、麻酔も、集中治療も、ペインクリニック・緩和医療もすべてやっています。

しかし次の目標として、開業してなるべく多くの治療に携わるような環境づくりを始めていく段階に入ってきています。

ローカルか、グローバルか。

私は、自分の個性から思い返し、まずはローカルからかと考えています。

そしてそこにもたくさんの仲間作りを行って、楽しく人のためになれるような、医療分野を創造していきたいと考えています。

人生は短い。SDGsとはよく言ったものです。自分の思いがずっと続くような魂を育てていきたいと、ここのところ~本日、考えていました。

 

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