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麻酔科医師の研究日誌

仕事が10倍速くなるすごい!法/松本幸夫/三笠書房

 

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P.39 早く動いた者が勝ち。早く動けば、早く結果を出せる。

P.41 上司があなたに本当に望んでいるのは、「相談→連絡→報告」

P.56 成功者は成功するまで挑戦し続ける。達成感は蜜の味。気持ちよさ。達成感。自信にあふれる自分。

P.80 今よりもっと魅力的な人になる方法は簡単だ。自分が「魅力的だ」と思う人に近づき「いいところだけ」を盗むのだ。

P.110 「できません」の代わりに、「今はできません」

P.118 すべては模倣から始まる。学ぶは「マネる」。

P.125 「書けば書くほど」頭がクリアになる。

P.195 「緊張→リラックス」のリズムを大切に。週末は温泉に行くぐらいの心の余裕を持ったほがアイデアは生まれやすい。

P.198 成功したその後は、「次のやりたいことに向かっていきます」。いい人生を送る秘訣はシンプル、「”今”を心から楽しむこと」。

 


仕事術の本はたくさん読みました。

そして、そのコツとポイントをライフハックとしてまとめるとき、ほぼ以下の事柄に集約されてきます。

 

・結局、仕事は人から求めらて、人に与えるものである。

・結果をだすためにいかに上手く業務(タスク)をまわすか。

・結果を出し続ける。そのための環境整備。

 

【アクション】

結局、仕事は人から求めらて、人に与えるものである。

⇆そのために必要なこと、それはすなわち人付き合いをスムーズに行うことです。人間は、とくにサラリーマンはひとり単独で仕事をすることはできません。ひとりでできていると思っても、それは間違い。まわりへの配慮が足りていないのです。つまりは気配り、なのです。

 ことに医療は多種多在の職種から成り立っています。しかも相手は患者さんという人間相手の仕事です。人間力とでもいいますか、コミュニケーション能力をはじめとしたライフハックは到底欠かせるものではないでしょう。

 

結果をだすためにいかに上手く業務(タスク)をまわすか。

⇆書きものを行う機会が大変増えてきます。人に伝えるという業が、この仕事のおおきな部分を担っているからでしょう。

 書いて吐き出すことが必要です。思っていることを整理するために、白い大きな用紙に頭のなかに混在しているすべてものを書き出してみましょう。書き出しただけでもすっきりします。クリエイティブな仕事をするというのは、なにか結果としてかたちとなるものを残すことです。このための方法を考え、習慣とし、次の継続できる業務へとつなげていくことが大事なのです。

 行き止まったとき、先人の模倣は有用です。この世の中のアイデアは、そのほとんどが既に誰かがどこかで思いついたことです。それを自分のアイデアで大成し結果を残すため、(いい意味で)マネをし、先人に学ぶこと。仕事を早くまわすためのライフハックです。

 アイデアを模倣するための手段として、読書もそのひとつだと考えます。

 

結果を出し続ける。そのための環境整備。

上手く回りだしたらさらに速く良く進む。良い気持ちの持ち方。環境整備。

 自分の経験から、整理術や手帳術、お気に入りの持ち物アイテム、さまざまものをためしてみました。すべては仕事をこなすための手段ですので、こだわりすぎることなく環境整備を行っていくことをお勧めします。

 継続するためのライフハックはいろいろありますが、ここはまた場を変えて・・・。

 

 以上,久しぶりに気持ちをこめて読了しました。

 本著は典型的な仕事術です。すでにどこかで頭に入れた内容ばかりでしたが、ときどき自分に刺激を入れるためにも読み返していきたいと思っています。

 比較的、読みやすい文庫本ですので、興味のある方は一読されてはいかがでしょうか。

 

仕事が10倍速くなるすごい!法 (知的生きかた文庫)

仕事が10倍速くなるすごい!法 (知的生きかた文庫)