路頭に迷う学生・研修医が非常に多い。
これは、研修医制度の変遷と、医師キャリアの多様化による、ある意味当たり前の結果です。
卒業して医師となっても、研修医制度にのって自分の道を切り開いていかなければなりません。
権限と責任の法則* から説明するならば、組織や制度が各個々人に選択の権限を譲渡し規制緩和した結果、医学生や研修医に進むべきキャリアへの自己責任が強くなったと考えるべきなのかもしれません。
自分のキャリアに責任を持つというのは、当たり前のことなのですが・・・。
しかしこんなことは、先の見えない学生さんや研修医の先生たちにはなかなか理解できるものではありません。
ならば従来のように、進むべく道を先人である先輩たちで示してやるのが手っ取り早いのです。そして当院のHpからアクセスできるようにしました。
われわれの病院でもこのような動きが急ピッチで進められています。都会の大病院なんかでは当たり前のことなのかもしれません。
実際、まわりからは好評を得ています。あとはアナウンスの仕方かなとも思っています。
皆さんも、是非参考にしてください。
権限と責任の法則・・・
権限と責任は表裏一体である、というもの。権限を駆使することは責任をもつということであり、権限を理解し駆使しないと責任感はうまれないということ。
選ばせるという自由は、実は、責任を譲渡するということである。
引用
『マネジメント(ピーター・ドラッカー)』、『7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー)』