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麻酔科医師の研究日誌

新たに研修医となり社会に飛び出る皆さんへ

皆さん、4月1日より始まる新たな世界へ心躍る日々を過ごしていると思います。まずは一先輩として、国家試験合格おめでとうございます。


新たな地では患者さんが常に皆さんの前に存在します。その時点で皆さんはすでに弱者にはなり得ないのです。このことは、私自身も常日頃より大先輩に教わってきたことです。
研修医は特に、追い込まれた時や悩み綴ったとき、自分が一番弱者と思いがちです。しかし違います。単に自分は、医療という大きな世界と、目の前の小さな患者さんの間にいる実は大きな存在なのです。常に自分は患者さんを守らなければならない存在となるのです。

その状況が理解できない時、まずは自分の近くにいる相談しやすい先輩を見つけてください。

人気のある科、人気のある部署、人気のある病院とは、常にそのような大先輩が光って存在しています。早くそのような大先輩を見つけてください。初めの5年間が勝負であります。


本日新卒の新研修医の先生(後輩)に、合格祝いを行ってきました。将来、当麻酔科・集中治療部を希望してくれています。新1年目の彼のために、15年目、10年目(私)、7年目の先輩が集まりました。皆で祝福しました。そのような彼も、実は私たちを慕ってくれていると思うとさらに頑張らなければならないと思いました。後輩はいつでも優秀です。そのようないい意味でのプレッシャーを与えてください。

そして期待にも応えようと思います。今日は上記の観念を伝えましたが、新1年生にはチンプンカンプンだったかもしれません。直にわかりますのでまずは目標をもって、存分に汗をかきましょう。3日後、3か月後、3年後のスパンで自分を考えてみてください。


このような話の中で、10年選手になった自分をひしひしと感じました。さて私も新たな目標に向かって突っ走ります!