- 作者: 中野雄
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/01
- メディア: 新書
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以前ある雑誌で、麻酔科医に薦める一冊として紹介されていました。
音楽家・指揮者は他の芸術家と異なり、過去の偉人の作品を自分なりに表現して、見手聞き手に芸術作品を提供していく業であるという。
つまり麻酔科医が麻酔の技術を使って、その日その時その手術その術者その患者に対して巧くアレンジして治療していく、そういう業がまた、音楽家のようであるという。
この本に麻酔科医が登場してくるわけではありません。残念ながら音楽に教養の乏しい私には難しい本でしたが、登場人物を眺めながらその意味合いを探ることができました。少し音楽にも興味をもちました。