朝活ドクター.com

麻酔科医師の研究日誌

緊急患者ラッシュをこなす私の考え

昨日は当直でした。

怒涛の緊急患者ラッシュ。

ICUをやっていると各診療科からの多方面からの管理依頼を受けるので、入室患者さんが多数重なってしまうことがよくあります。

重症な患者さんばかりです。ICUという部署柄か、頼られてやってくるのはよくわかります。単純に忙しいということに限らず、患者の病態管理、各フロアとの連絡、主治医とのコミュニケーション、いろいろと気にかけることが多くストレスもそれなりかかっています。

こんなとき、何を信念にモチベーションを維持するか。

答えはいたってシンプルです。
頼られ頼ってくる人たちに、自分の特技を生かして救いの手を差し伸べる。これに尽きると思います。
それは、なにか新しいものをクリエイトしていく作業とは違います。

患者さん、患者家族、医療スタッフ、受け入れ前の各病院スタッフ、ICU看護師、各科主治医・執刀医、救急所領医師、麻酔科・ICU後輩医師。

すべてが巡り巡って自分のところへやって来ます。正直なところ、次に送る部署はありません。

考えてみるとICUという部署はすごいとこなんかな・・・。

そう思いながら昨日のICU第1当直を終了します。

本日の当直医に申し送り、午前の手技等を手伝います。これも24時間管理と完全引き継ぎ制を維持するための大事なコミュニケーションです。

『目の前の患者さんのため』という言葉で周りのスタッフには全て説明できます。利他的であることが全て。真摯であることが全て。

この環境でたくさんのことを学ばさせてもらっています。